こんにちは。
代表の千田です。
今回は私がトレーニング指導を行う上で、大切にしている考え方について書いてみたいと思います。
皆さんは、虫の目・鳥の目・魚の目という言葉を聞いたことがありますか?
これらは「物事をあらゆる視点から見ることの大切さ」を表すときに使われる言葉で、一般的にビジネスマンが持つべき視点と言われるものです。
これらはパーソナルトレーナーが持つべき視点と言っても過言ではありません。
鳥の目:動きの調和がとれているかどうか俯瞰的に見る
魚の目:動きがどう変化していくのか常に先を見る
虫の目
対象部位に的確に負荷をかけるためには、手幅や脚幅、握る感覚や踏む感覚、肩や肘の位置や角度といった細かい部分での修正、いわゆる効かせるテクニックが必要となります。
ネットで検索をかければ、トレーニングに関する情報が山のように出てきますが、それらはの大半はこの効かせるテクニックに関するものです。
しかしトレーナーの視点がこの虫の目に偏ってしまうと、トレーニング指導が筋肉の成長に繋がらないばかりか、人間が本来持っている自然な動きを妨げてしまう可能性が出てきます。
鳥の目
バーベルスクワットを例にとると分かりやすいのですが、この種目で大切なことは「大腿四頭筋に効かせる」ことでも「大殿筋に効かせる」ことでもなく、「バランスの取れた姿勢でしっかりしゃがんで立つ」ということです。
トレーニング指導の様子を写真に撮ると、トレーナーの視線がどこかにいってしまっていることがよくありますが、これは鏡に映った姿で全体的なバランスを見極める必要があるためです。
いつまでも使用重量が伸びなかったり、何回やっても腰や膝が痛くなる人は、信頼できるトレーナーに動きの調和がとれているかどうか見てもらうことをオススメします。
魚の目
魚が川や海の流れを読むように、トレーナーは先の動きを常に予想しながら指導にあたらなければなりません。
このことはトレーニング効果を最大化させるためだけでなく、怪我予防の観点からも重要であると言えます。
骨格的な特徴や動きの癖をしっかり見極めながら、最後の1レップまで安全に導くことはとても難しいですが、トレーニング初心者が最短で結果を出すためには、かなり重要なポイントになってきます。
パーソナルジム『LUXURY SPACE Act』では、お客様に最高の結果を届けるために、指導技術向上のための取り組みを積極的に行っております。
コメント